遺産の内容を教えてもらえない場合には、どうすればいいの?
他の相続人から遺産の内容は一切教えられず、「遺産の名義を変えるから、あなたはただハンコだけ押してください。」と言われるケースはよくあります。
こうした場合にはどう対応すれば良いのでしょうか?
可能な限り、遺産の調査をしましょう。
不動産については
不動産があったかどうかが分からない場合には、被相続人の住所を基準に調査を進めることになります。
自宅の登記簿を取得してみる。
被相続人が死亡時に住んでいた市町村から、固定資産の一覧を取得してみる。
こうした方法を取ることによって、ある程度の不動産を把握することは可能です。
預貯金口座については
多くの方はゆうちょ銀行に貯金口座を持っていますので、そこは調べた方が良いでしょう。
一般の銀行については、都道府県ごとに地方銀行や信用金庫があると思いますので、それらについては調べてみても良いと思います。
証券口座については
故人が生前に株式投資好きだった場合などは、証券口座を調査してみたほうば良いです。
ネット取引が好きならネット証券、電話で取引指示をされていた方なら近くの証券会社について調べてみたほうが良いかもしれません。
借金については
忘れてはいけないのが、借金などの負債の調査です。
借金に関しては、相続人から個人信用情報機関に照会をかけることにより、ある程度の調査をすることが可能です。
気になる遺産調査の費用は
当事務所に遺産調査をお任せいただいた場合には、次の費用を頂戴しております。
いずれも報酬のみであり、印紙代や郵送代などの実費は別途必要になります。
- 不動産の調査・・・1市町村につき10,500円
- 預金口座・証券口座の調査・・・1金融機関につき10,500円
- 借金の調査・・・21,000円
詳しい費用を知りたい方は、当事務所の初回無料相談をご利用ください。
遺産の調査については、専門家にお任せください。
遺産の調査は、ある程度の専門知識が必要になりますし、非常に手間がかかります。
調査費用はかかってしまいますが、司法書士や行政書士などの専門家に調査を依頼した方が間違いありません。
少しの調査費用を惜しんだために、本当はもらえるはずの遺産をもらえなくなってしまった、では本末転倒ですよね。